ニューヨークとかの資料ほしいな。と思いました。
今回は絵と文。妄想入ってます。てか文章書けないやつがでしゃばりました。サーセンwww
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ハネクリボーのぬいぐるみはプロリーグの遠征で日本に訪れたときに買ったものだ。
それは覇王が十代以外に初めて興味を示したものだった。
「なぁ、覇王。前から思ってたんだけどさ、」
「…」
「覇王はどうしてそいつを選んだんだ?」
今日の試合はすべて終わり、いつものように片手に覇王を抱え十代は帰路についていた。
試合のあったデュエルスタジアムから二人が暮らしているアパートまでは地下鉄を使うとすぐだ。
しかし、今日はすぐに地下鉄に乗らず冬の街を歩きながら帰ることにした。特に理由があるわけでもなく、そうすることにしたのはほんの気まぐれである。
十代の覇王に向けた質問も、そんな気まぐれから発せられたものだった。
十代の言うそいつとは覇王が両手にしっかりと握っているハネクリボーのぬいぐるみだった。少し薄汚れて、羽も毛並みもあまりきれいとは言えなくなってしまったぬいぐるみ。
「あの時は別になんとも思わなかったんだけどな。よくよく考えたら、なんでハネクリボーだったのかなぁって、な」
「…十代」
「ん?」
「そばにいるから」
「え?覇王が?」
「ちがう。こいつ。」
「こいつって…ハネクリボーがか?」
十代の腕の中で覇王はこくりとうなずいた。
高いビルの合間を縫ってひと際強い風が二人に吹き付けられ、十代は覇王を風から遠ざけるように自分のコートで覇王を包みながらつぶやいた。
「俺は…ハネクリボーをデッキに入れた覚えはないぜ?確かに一枚だけなら持ってるけど…」
―――――あれ?俺、なんでハネクリボーを持ってるんだ?
「いつも十代と一緒だ。」
「?」
「だから俺も一緒だ。」
「覇王…?」
「一緒にいる。」
そう言って覇王は今までよりさらにしっかりと片手でハネクリボーを握りしめ、もう片方の手で自分を覆う十代のコートをしっかりと握りしめた。金色の目はしっかりと十代のほうを向きながら。
「…その、ハネクリボーとかはよくわかんねーけど、覇王が一緒にいるってことはわかったぜ」
「…」
ならばいいとばかりに覇王は十代への視線をそらし、手元のぬいぐるみのほうを見つめていた。
まるで、そこに何かが居る様子で。
十代はそんな覇王の頭を一なでし、今日の夕飯はデリバリーでも頼むかと考えていた。
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みじかっ;
羽クリに関してはノーコメントでお願いいたしますwww遊戯さんはどしたよwww
ちなみに舞台は日本ではありません。英語圏のどっか都会です。たぶんアメリカ。
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